こんにちは、K15です(@K15Life)!
このページにたどり着いた人の中には、こんな思いの人もいるだろう。
「ハルタフォースのミニハチェットが気になっている。しかし、どれくらいの薪を割る事ができるのだろうか。参考にしたいのでレビューが知りたい」
僕は、ハルタフォースのミニハチェットを店頭で見て、握ってみて、惚れて購入した。1年間、キャンプで使い倒して、徐々に手に馴染んてきた。ハルタフォースのミニハチェットのレビューを紹介し、悩んでいる人の参考になれば嬉しい。
小ぶりなハチェットを選んだワケ
絶大な人気を誇るハスクバーナの手斧も持っているが、クラフトをするには使い勝手が悪い。大きくて腕が疲れてしまい、繊細な作業がし難い。
また大きな薪を割る事が少ない為、ハチェットのサイズ感が気になり始めた。それに荷物の軽量化を進めている僕にとって、携行性が良いというのも魅力的だ。
さて、実際にアウトドアショップでハルタフォースのハチェットを確認した。
細かい作業がしやすいカーブハンドルで非常に握りやすい。鋼材は、スウェーデン鋼、丈夫で打撃に強いとされる。革製シースの雰囲気も良い。
こうして、ハルタフォースを選んだのだが、実はグレンフォシュのハンドハチェットと悩んでいた。
グレンフォシュ ハンドハチェットとの違い
グレンフォシュ・ブルークのハンドハチェットも人気が高い。僕と同じように、どちらにしようか悩む人もいると思う。
品名 | 全体のサイズ | 斧刃 | 重量 | ヘッド重量 | 鋼材 | 価額 |
---|---|---|---|---|---|---|
グレンフォシュ ハンドハチェット | 約130×245mm | 約80mm | 約600g | 約400g | スウェーデン鋼 | 19,360円 |
ハルタフォース ミニハチェット | 約135×240mm | 約75mm | 629g | 約500g | スウェーデン鋼 | 15,400円 |
グレンフォシュの方がアックスヘッドの重量が軽く、扱いやすそう。しかし、ハルタフォースの方がパワーあるはず、と色々と考えても、結論が出ない為、結局価額の安さでハルタフォースに決めた。
ハチェットを使うのは初めてだから、価額の安さで選ぶのも良いと思っている。
薪割りが出来るサイズ
ハチェットは、小ぶりなサイズからクラフトや焚き付け、枝払いなどの小さな動きの作業に向いている。
しかし、薪割りをするのには、効率が悪く、斧へのダメージが心配だった。結論から言えば、キャンプで使いやすい薪のサイズは、問題なく割れる。僕からしてみれば、十分なスペックだった。
硬い広葉樹は、直径10cm以下、長さ20cm程が目安。それよりも大きくなると、割れにくく苦労する。
これは、あくまでの感覚の話で、木の種類や状態によっても割れやすさは変わってくる。
ハチェットでの薪割りの仕方
ハチェットは、小ぶりな為どうやって薪割りをするのか気になる人もいるだろう。僕が行なっている薪割りの一例を紹介しよう!
バトニング
割れにくい場合は、バトニングといって斧頭を木で叩いて割る事ができる。またアックスヘッドをクサビとして、大きめの木で叩く事もできる。
しかし、斧への負担が大きいことから、バトニング程度で辞めておいた方がいいし、そもそも大きな薪を割るようならハチェットではない大きめのサイズを選んだ方が良い。
台打ち
台打ちでの薪割りは、ブッシュクラフトでポピュラーな方法。ナイフでのバトニングより楽に割れて、大量に薪を作れる。
コツは、台の角付近に薪を当てるようにし、先端が割れたら、先端を捻る。小ぶりなハチェットでも、効率的な台打ちができる。
台打ちは、振り下ろす割り方よりも安全に行える。
片手打ち
ハチェットは、両手ハンドルが難しい。しかし、片手でもパワーがある為、十分に薪割りが可能。ハンドルが短い分、スカタンには注意しよう。薪で手を強く打ってしまうという危険がある。
膝をついて薪割りをすることで、体が安定し失敗しても斧が自分の方に向かない。
真っ2つに割るのが難しい場合は、1/3など小割りにしながら割るとスムーズに割れる。
ハチェットでもキャンプで使う薪作りは十分に可能!
ハチェットの使い方は別の記事で詳しく紹介している。
ハチェットの得意な事
斧は「大は小を兼ねない」。小ぶりなサイズのハチェットだから、得意とする事がある。
クラフトがしやすく疲れにくい
ハスクバーナでクラフトをしていると、腕が疲れてくる。それに、取り回しも悪い。ハチェットなら、軽量でコンパクトだから、腕が疲れにくく繊細な作業がしやすい。
ナイフを使って削るよりもパワーがある為、効率的に削れる。ハチェットで、コンコンと削っていくスタイルの方が僕は好き。
ハチェットは、ナイフのようにも扱える。繊細な作業を必要とする細い枝のトライスティックも作れる。
枝払いがしやすい
小枝を払い落とす時もハチェットが扱いやすい。もちろん38cmの片手斧でも出来るが、やはり腕が疲れやすい。
ナイフだと作業効率が悪い。ヘッドに重量があるハチェットであれば、腕が疲れにくく作業効率も高い。
ペグが打ち込みやすい
ハチェットは、ヘッドに重量があるから、ハンマーとしての役割も担う。斧頭を使いコンコンとペグを打ち込める。ハンマーがなくて済むから、荷物の軽量化に繋がる。
携行性が良い
コンパクトなハチェットなら、腰に下げても邪魔になりにくい。ハルタフォースの本革シースは、質が良くアックスホルダーが無くともベルトに固定できる。
最後に
ハチェット1つあれば、細い作業もナイフのように扱えるし、ヘッドの重量を活かして効率的に作業が出来る。
今では、ハチェット1つでソロキャンプを楽しんでいる。たまには、ナイフも使わないと上手にならないのだが、何よりハチェットが面白い。
コンコンと削っていく使用感がたまらなく面白い。キャンプにハチェットという選択肢もオススメ出来る!