こんにちは、K15です。
今や携帯電話が人々の暮らしを変えたように、日本人のもの作りが世界中の人々の暮らしを変えたことをご存知でしょうか。
それは本田宗一郎が一代で世界ナンバー1のオートバイメーカーまで築きあげたHONDAの「スーパーカブ」と言うバイクです。
スーパーカブは世界生産累計が、2017年10月に1億台を達成。これはアメリカのフォードを抜き、ドイツのフォルクスワーゲンビートルを抜いて単一機種乗り物の世界最高生産台数記録を更新中です。
当時の人々の軽便な輸送手段は主に自転車でしたが、スーパーカブの登場により大衆でもオートバイを日常の足に使え、世界的に爆発に売れ人々の暮らしが変わりました。
1958年に発売されましたが、そのバイクの外観は変わらず、ロングセラーとなっています。日本人として誇らしいです。
僕もHONDAの高性能エンジンに魅せられCB450を所有しています。
https://k15-life.com/2019/04/14/cb450-restore/
日本人が知っておきたい、本田宗一郎の名言!!
人間のエゴ
バイクに乗っていると、よく煽り運転をされることが多いです。ライダーの皆さんも経験あると思います。
「人間はやらないもの、得意ではないものについては悪口をたたくエゴのかたまりなんですね。」
こう言っているのはHONDAを世界的なオートバイメーカーにした本田宗一郎の言葉です。ライダーの方は他のライダーが走っているときに煽り運転をしないはずです。
それはバイクに理解があるからなんですね。
https://k15-life.com/2019/05/21/honda-cb72/
人間はやろうと思えば大抵のことができる
「何か発明しようと思って発明する馬鹿がいたらお目にかかりたい。自分が困った時にそれを解決するために知恵を出すのが発明と言って差し支えないでしょう。
困らなきゃダメです。人間というのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれた時に出る力が本当の力なんだ。人間はやろうと思えば大抵のことができる。」
心に突き刺さる本田宗一郎の猛烈な言葉です。
人間は弱い生き物で逃げ道があるとそこに行きたくなる。しかし逃げ道がなければ自分で道を切り開かねければならない。そういう状況下では知恵を出しなんとかしようとする。
振り返ってみれば僕はやる前に諦めてしまうことが多いので、参考になりました。
仕事は見て覚えるもの
現代社会ではパワハラが問題となっていますが、本田宗一郎は短気で弟子に暴力を振るっていました。
横暴な本田宗一郎の言動に我慢しきれず反抗する弟子もいた。
「教えもしないことを、できないと言って殴るのは不当だ」
すると宗一郎はこう怒鳴り返して、またぶん殴った。
「馬鹿野郎!ウチは学校じゃなんいんだ。仕事は見て覚えるものだ。」
暴力は当然良くないですが、言っていることは納得できます。仕事は見て覚える方が自ら考えるので成長につながりますよね。
本田宗一郎の言葉の裏には「自分で考え知識や技術習得に努力しろ、教えられるのを待つのではなく、良いと思う技術を盗むのだ」と言っているような気がします。
組織哲学
「社長や重役が芸者にうかれて会社の金を浪費するなら、工員だって、全てその権利があるはずである。働くのは一切平等だからである。
社長だから、重役だからといって何も特別に偉いわけではない。
社長という名称は統率上の名称であり、工員は工員という名称にあるだけであって、会社の席は全て同じはずである。」
宗一郎の組織哲学に感銘を受けました。暴力を振るうのは尊敬できないところですが、社長がこんな言葉を言っていたら現場で働く社員の士気は上がると思いますね。
社長とは何か
宗一郎にとって
「社長とは会社という機構の中の単なる一職名にすぎない。人間の価値のランキングではない。それだのに社長になると天皇になったつもりで社員と一線をかくしたがる。
これでは本当のことを社長に言うやつはいなくなる。社長とは危ない商売だ。」
宗一郎はホテルの宿帳の職業欄に「会社員」と必ず書いた。
社員からは「オヤジさん」のニックネームがつけられ人気の社長でした。どんな人も人として尊重する人柄が大好きです。
人は肩書きにより、その人物を評価する習性があります。同じ言葉を素人が言うのとイチローが言うのでは全く印象が違います。
肩書きにより萎縮してしまい、意見が言えなくなることもありますが、その優れた人物もまた人です。一般社員と同じようにミスをしたり、時には失言することもあると思います。
本田宗一郎の組織哲学は一般社員も意見を言いやすくなり、アイディアが広がっていくのではないでしょうか。これからの会社にとって重要なことだと思います。
得手に帆を上げる人生哲学
「人間というのは得手に帆を上げということがある。馬鹿だと思っても、得意になるとかなり高い水準までやるね。
だからみんな得手のことで働いてもらいたいと思うんですよ。得手だというとその人は、うんと気持ちが良くてどんな苦労をしてもいとわんのだな。
人からみると、あんなに苦労しやがって馬鹿なやろうだと思っても本人にすれば大真面目で、それが一番楽なことで本人がまた人から認められるんだ。」
自分が何が得意か把握しそれを仕事に活かせている人は輝いて見えます。僕が得意なものってなんだろうか・・・考えさせられました。
成功とは99%の失敗に支えられた1%である
アメリカの発明王エジソンの言葉「発明とは99%の努力と1%の閃きによるものだ」からヒントを得たと言われています。
トライ&エラーで失敗から学び、成功していった宗一郎ならではの言葉です。
「やってみなけばわからないじゃないか」とよく口にしていたらしいです。
成功とは99%の失敗に支えられた1%である。ということは失敗の方が多いということ。失敗してもクヨクヨしなくてもいいんだと思います。
裏のない言葉
宗一郎は宴会好きで、遊び好きだと批判する記事もあった。
それに対しては
「こんなに忙しくて疲れているのだから、ちょっと息抜きに・・・なんてみんな言ってますけど、それは体裁が悪いから理屈をつけているだけでね。
そんな卑怯なことを言って、女房の前じゃごまかせるかもしれないが世間じゃ信用しないね。
それより、はっきりと遊びたいから遊ぶんだ、と言った方がさっぱりしていいよ。」
表裏がない真っ直ぐな言葉は説得力があり、印象も良いですよね。
最後に
僕が生まれる前の偉人「本田宗一郎」について学ぶことができたのも本のおかげです。
僕の中でHONDA=高性能、耐久性に優れたエンジンとの思いがあり、HONDAのバイクを選びました。しかし、今は本田宗一郎という人物が作ったバイクに乗れることを誇りに思います。
ますます、HONDAのバイクが大好きになりました。
今度はCB77に乗りたいなー。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。