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メーカーの想定を上回る人気となった「TCルーテント」。カンガルーに特化したTCテントとして、口コミで良さが広がる。
「もっと大きければ、家族全員が1つのテントで寝泊まりできるのに」
「ソロで使う分には大きくて、もう少しコンパクトな方が良い」
そういったユーザーの声が形になった。

収容人数4人のファミリー用、コンパクトになったソロ用が登場。僕もTCルーテントを持っている為、従来モデルとの違いやカンガルーテント選びに重要なサイズについて紹介していく。
何故、メーカーの想定を上回る人気となったのか

TCルーテントが人気となった訳は、「設営が簡単で、シンプルな構造でどんなスタイルにも合わせやすい、TC生地で過ごしやすい」というニーズにマッチしたものと考えられる。
カンガルースタイルとは、大型のテントやタープに小型のテントを入れるスタイル。その為、大型のテントを立てて、小型のテントを立てるのだから設営は簡単な方が良いに決まっている。
TCルーテントは、シンプルなフォルムや構造となっている。様々なテントやタープにも合わせやすいし、組み合わせを考えたり、工夫するのも面白い。

- ゼクーM
- スカイパイロット
- ギギ
- TCバタフライシェルター
- サーカスTCBIG
- ヘキサライト
- レクタタープ
風合いの良さや簡単設営の為、お家キャンプや公園でも使っている人がいる。
- お家キャンプ
- ベランピング
- 公園
- デイキャンプ
- ソロキャンプ
- ファミリーキャンプ
TC生地は、ポリエステルとコットンの混紡生地。ポリエステルに比べ、遮光性、通気性が良く、風合いも良い。テントの中には、フライシートがポリエステル、インナーテントがTC生地といったものまである。これは、TC生地の結露し難く、暖かく過ごせるという特性を活かしたもの。
TCルーテントは、シンプルなフォルムと自然な風合い、設営が簡単で、過ごしやすい。活躍の場は広く、多くのユーザーのライフスタイルに刺さり込んでいる。

新モデルでどう変わったのか
まずは、従来モデルである3人用との違いを見ていこう。
魚座フレームで強度が上がった

従来モデルである3人用のTCルーテントは、クロスフレームを採用していた。クロスフレームは、2本のポールを1点で交差させたシンプルな構造で、設営が簡単であり耐風性も良い。では、新モデルに採用された魚座フレームとはどんなフレーム構造なのだろうか。

魚座フレームは、2本のポールを2点で交差させている。クロスフレームよりも強度や耐風性に優れる。また、天井が広くなるというメリットもある。ビジョンピークスによると、テントを大型化するにあたり、テントを支える強度と室内の広く確保するという狙いで魚座フレームを採用したとしている。
魚座フレーム構造により、フォルムも洗練されている!僕は、従来モデルより新モデルの方が好み!
天井にメッシュパネル追加で涼しくなった

新モデルでは、天井にメッシュパネルが追加された。これにより、出入り口と天井をメッシュにできる。サイドのベンチレーターを開けておけば、風が通って夏でも過ごしやすくなる。
天井のメッシュは、内側から開閉できる所も良い!
この機構は、ファミリー用のみで、ソロ用では採用されていない。コンパクト設計の為、天井のメッシュが無くとも十分な換気が行えるとしている。
メッシュが白から黒へ

メッシュの色が白から黒へ変更となっている。白は汚れが目立ちやすいというデメリットがある。僕の場合だと、娘がお菓子を食べた手でメッシュ生地をベタベタ触る為、汚れてしまっている。
ナチュラルなTCルーテントが、黒いメッシュにより引き締まって見える所も良い。
出入り口が横開きで利便性が向上

従来モデルである3人用のTCルーテントは、出入り口が下側に開く構造となっていた。開いた時に地面が濡れていると、生地が濡れてしまったり、汚れてしまう事もあった。
新モデルでは、横開きとなる。巻き上げしやすく、汚れにくくなった。
小物を入れられるポケットが便利
新モデルでは、室内に大きなポケットが追加され利便性が向上している。ちょっとした小物は「あれ、どこに置いたんだっけ」となりがち。ポケットに入れる事で忘れ防止にもなり、室内の整理ができる。
フロア生地の面積が大きくなった

新モデルでは、出入り口の下部まで、濡れに強いポリエステル生地となっている。雨が流れ込んできた時に浸みてくるのを防止できる。
従来モデルよりも、さらに機能性が良くなり、フォルムも洗練されたデザインになった。サイズもファミリーサイズ、ソロサイズが追加され、爆発的にTCルーテント族が増殖すると思う。ユーザーの声がしっかり反映されたTCルーテントは、満足度も上がる事だろう。

さらにTCルーテントの人気を受けて、デュオサイズが登場!記事でまとめているので参考にしてほしい!

TCルーテント(FAMILY)ファミリーのサイズ

カンガルーテントとして活用するなら、持っているテントやタープに入るのか、サイズを知っておく必要がある。まずは、TCルーテントファミリーサイズのスペックを見ていこう。
- 展開サイズ:250×210×130(H)cm
- 収納サイズ:φ22×70cm
- 収容人数:4人
- 設営時間:5分
- 重量:7kg
- 耐水圧:フライ400mm、フロア2,000mm
- メインポール:FPR
- リッジポール:アルミ
- フライ:ポリエステル65%、コットン35%
- フロア:210Dポリエステルオックス
- 付属品:ペグ、収納ケース
サイズは大きくなったが、設営時間は5分と簡単。
ファミリーのサイズ感としては、子供2人、大人2人がゆったり寝られる広さがある。従来モデルのTCルーテントユーザーの中には、TCルーテントを2個使用していた人もいた。ファミリーサイズの登場により、1つで家族が仲良く寝られる。
TCルーテント(SOLO)ソロのサイズ

次に、TCルーテントソロのスペックを見ていこう。従来モデルをソロで使うとき、テントの中が広くて快適だと思っていたが、テントの中で何かをする訳ではないし、寝るだけの為コンパクトで良いのにな、と思う事が多々あった。
ソロキャンプとなると、タープも3×3m程、テントも小型となる為、インストールするテントは出来るだけコンパクトな方が嬉しい。
- 展開サイズ:210×110×120(H)cm
- 収納サイズ:φ16×55cm
- 収容人数:1~2人
- 設営時間:5分
- 重量:3.8kg
- 耐水圧:フライ400mm、フロア2,000mm
- メインポール:FPR
- リッジポール:アルミ
- フライ:ポリエステル65%、コットン35%
- フロア:210Dポリエステルオックス
- 付属品:ペグ、収納ケース
TCルーテントソロでは、横幅がグッと小さくなりコンパクトになった。ただし、ファミリーサイズ同様に、魚座フレームを採用している為、室内の圧迫感を抑えられている。
自立式、コンパクト、TC生地のカンガルーテントがソロキャンプファンから支持されそうだ。