こんにちは、K15です(@K15Life)!
ゼインアーツ ヤール1、実際に久住山、坊ガツルで「使って気づいた5つのこと」を紹介します。
- 真夏の強風時で使用した感想
- ヤール2ではなく、ヤール1を選んだ理由
- ヤールのリアルなレビュー
ZANE ARTS YAR-1( ゼインアーツ ヤール1)
ZANE ARTS YAR-1( ゼインアーツ ヤール1)は、日本のキャンプギアブランド。
あえて、キャンプギアブランドと書いたのは、そのイメージしかなかったからです。
2024年、まさかの山岳テントの発売です!
コンパクトなソロテントは海外製が多く、また価格も高単価な為、国内ブランドで買い求めやすい軽いテントが出るのは非常にありがたいです。
何かトラブルがあった場合でも迅速に対応してくれますね!
ZANE ARTS YAR-1の特徴
このテントの特徴は、次の通りです。
- 軽量でコンパクトな設計
- 設営が簡単
- シリコンコーティングによる強度UP
- インナーテントの出入り口が広い
- シンプルで洗練されたデザイン
シンプルながらも僕の求めてた機能が詰まった理想的なテントです!
僕が使った日は風が強かった。あとで知り合いが教えてくれましたが「山頂では、風速20m/sほどあったよ」とのことです。そこのレビューは、後ほど紹介します。
ZANE ARTS YAR-1の仕様
次にYAR-1の仕様を見ていきます。
フライシートは、15Dと超薄い素材となっていますが、シリコーンコーティングにより30Dを超える生地の引き裂き強度となっています。
ここは、YAR-1の優れているポイント!軽いテントは、破れが心配ですよね。こうした生地強度UPの工夫は、荷物を軽くしたい僕にとっても嬉しいところです!
ZANE ARTS YAR-1の価格
YAR-1の価格は、37,950円(税込)となっています。国内ブランドの軽量な山岳テントが4万円を切る価格なんて驚きです。
コスパの良さは、販売方法にあるようです。自社ECサイトでのみ販売することによりコストを下げられているようです!
このような企業努力は、素晴らしいですね。僕もアウトドアギアを販売しているので頑張りたいです。
YAR-1レビュー!過ごして気づいた5つのこと
さて、いよいよ本題のレビューを紹介します!
結論から言うと、買って大正解でした!!
使って気づいた便利だったこと
まずは、使って気づいた便利なこと。
それは、設営がとても簡単で手早く済ませることができます。
モンベル ステラリッジテントのように、ポールに樹脂パーツが付いており、ポール同士が繋がっている構造です。
このおかげで設営が非常に簡単で、時間をかけずにテントを組み立てることができます!
ポールが一体化している為、片方しか開かない仕様になっています。反対側を無理に開けようとすると、壊れる可能性があるので注意が必要です。
更に、スリーブ式じゃないので、テント泊の経験が少ない人でも簡単に組み立てられますし、強風時は、あらかじめテントをペグダウンして、テントを立ち上げることができます!
使って気づいた快適なところ
大きな大きな開口部がとにかく気持ちいい!
フライシートを開けると外の景色を存分に楽しむことができ、テント内に開放感をもたらしてくれます。
また、ダブルファスナーの採用しているので、使い勝手がいいところはポイントが高いです!
通気口は、前面のパネル下部、上部に一つあります。小さい通気口なのですが、チムニー効果(煙突効果)により、効率的に空気を循環するので、息苦しさはありません。
結露は特に問題はなかったのですが今後さらに結露が発生しやすい状況でテストしてみます!
使って気づいた住みやすさ
みなさんが気になるのは、居住空間だと思います。
YAR-1、YAR-2どちらにするか、迷うはずです。
YAR-1で一泊した僕の意見を紹介します。ソロキャンプ用テントとしては、十分な広さがあります。
実際にマットを敷いても「横にバックパックや小さな机、小物をおけるスペース」が確保できる為、キャンプの収納に困ることはありません。
室内環境を快適に整えるおすすめの道具は、ミニテーブルとスタッフサックです。
ミニテーブルは、限られたスペースでも高さがあるので室内空間を効率的に活用することができます!
スタッフサックは、自立する広口タイプが便利です。散らかりがちな小物を整理することができます!
「軽量・コスパ・デザイン」に優れたスタッフサックを過去の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
身長175㎝の僕ですが、座ったときに天井に頭が少し当たりましたが、テント内で長時間座ることがないので、大きなストレスにはなりません。
横に寝ている時は、足も頭もあたることなく寝ることができました。
テントの生地が薄く、夜ランタンを灯すと透け感はありますが、僕は気になりません。
使って気づいた風のこと
ヤール1初めて使った日は風が強く、不安に感じました。
先述したように知り合い曰く「山頂では、風速20m/sほどあった」とのことです。テン場は、そこまでの強さはなかったのですが、風が強かったのは事実です。
生地が薄く、ポールが薄いので破損や折損しないか、不安でした。
風の音がすごくて、なかなか入眠できませんでしたが、無事に一夜を過ごすことができました。
自立式よりスリーブ式の方が剛性があると言われていますが、ヤールは、テントの頂点にある樹脂パーツが、テントの剛性を高めてくれています。
当たり前ですが、テントは正しく張ってこそ、本来の性能を発揮します。
- ガイラインは正しい方向で張られているか
- フレームはきちんと接続できているか
- フライシートがピンっと張られているか
- ペグダウンはしっかり打ち込めているか
テントの性能を最大限発揮して、強風に耐えることができます。
実測重量
実際に重量を測定してみました!
- ペグ1本:約10g
- ポール2本:約281g
- ダイニーマコード1本:約7g
- 付属品含む総重量:約1.15kg
ほぼカタログに記載されている通りの重量でした。
ヤール2ではなく、ヤール1を選んだ理由
理由としては、ヤール1はコンパクトで軽量であり、携帯性がいいからです。
室内空間はヤール2より狭いですが、実際に使用してみるとヤール1でもストレスを感じることはなく、開放的な出入り口のおかげで広々と感じられました。
身軽なアウトドアを楽しむために、ヤール1を買ってよかったです!
山岳雑誌のテント選びのコーナーには、「たとえソロで使用するにしても1Pより2Pの方が広くて快適!初心者におすすめ」と書いていることがありますが、僕のように携帯性とそこそこの快適性を求めている方には、1Pでも十分だと言えます!
真夏のテント使用レポート
真夏といっても、この日の久住の気温は29度でした。ちなみに静岡では40度の気温を観測していました。
パネルを閉め、上下のベンチレーターを開けて風を循環させましたが、29度はやっぱり熱い。
猛暑日が続いている日中は、どうしても暑さがこもります。
ですが、僕は、メッシュタイプよりも”フルパネル″の方が好みです。
昼間の暑さはどうしても避けられませんが、夜になると20度くらいまで下がり少し肌寒さを感じました。
山で春や秋に使用するならフルパネルの方が使いやすいですね!
あとがき
これからテント泊始めたい方にもすごくおすすめです。
「コスパ・クオリティ・軽さ」があります!
デメリットを探してもなかなか見当たらなかったくらいで、非常に満足度が高いテントですよ!