こんにちは、K15です(@K15Life)!

スズキサトルさんが考案したビークフライという張り方が好きで、よくこのスタイルでキャンプをしている。設営が簡単で自然を深く感じられるし、耐候性も高く、居住性も良い。ビークフライでのキャンプをしてみたい人の参考になれば嬉しい。
- ビークフライの張り方を一瞬でマスターする
- ビークフライについて知識を深める
- 変わりゆく自然環境に対応する
ビークフライの張り方
さて、最速でビークフライの張り方をマスターしよう。と言っても3つのペグを打ってしまえば、あっという間に設営できる。今、まさにフィールドでスマホを見ながら、設営している人もいるかもしれない。できるだけ簡潔に説明する。
フロア部分となる箇所にペグを打つ


まず、3×3mのタープを広げる。この時にフロアとなる箇所をイメージしながら広げると、狙った所に設営しやすくなる。
フロアとなる箇所は、赤い点線で囲われた三角形の所。三角形をイメージしながら、赤丸の箇所にペグダウンをする。
折り曲げて張っていく


赤丸3箇所にペグを打ったら、青丸の所を持って、青色の点線をイメージしながら折り曲げていく。
ペグを打って、メインポールを立てる


緑色の丸の部分を矢印のペグで固定する。赤丸のペグに固定しても良いし、別でペグを打って固定しても良い。


メインポールとタープにロープを取り付けてペグダウンをする。ポールの長さは、160cm前後がちょうど良い。
自身の身長を覚えている人がほとんどだと思うので、自分のこの位置が160cmくらいと覚えておいて、自分を物差しにしてポールとなる木を探すと良い。


ロープは1本でも良いが、2本つけると耐候性が上がり、綺麗に張る事ができる。


後方にあるループにロープを通して、小さなポールを介して張ると、室内の居住性がよくなり、耐候性も上がる。
張る時の留意点


ビークフライの形となったら、ロープをしっかり張ってテンションをかけておく。
弛んだシェルターは見栄えも悪いが、耐候性にも良くない影響を及ぼす。



生地をピンっと張ることにより、雨を弾き雨水が流れるようになる。風にも強くなる為、しっかりテンションをかけて綺麗に張っておくことが重要。
シェルターの向きにも気を配りたい。せっかく日除けの為にオープンなスタイルにしても、日差しが入ってしまうと意味がない。設営時は、太陽の向きを考え、風下に入り口が来るようにしよう。
ビーフライの意味


ビークフライの名前の由来は、フルクローズした際に鳥のくちばし(ビーク)の形に似ている事から「ビークフライ」と命名された。ツェルトのようにフロアがあり、グランドシートとしての役割を果たす。
フルクローズしたビークフライをベースに、ポールを足したり、ペグの位置を変えることによって、アレンジも可能。オーソドックスなオープンな張り方は、日差し、雨を避け、風を凌ぐ。
冬の寝方


ビークフライのフロアのみで、寝るのは厳しい。フルクローズでは、風は凌げるが地面からの冷気は防げない。冬の寝方の需要なポイントとして、地面からの冷気をいかに防ぐかである。


地面からの冷気対策は、一番下に防水性のあるグランドシート、次に冷気を断熱するマット、次にシュラフとなる。グランドシートは、オールウエザーブランケットが定番。マットは、R値(断熱力)が低いサーマレスト リッジレストやZライトソルでも使える。



サーマレスト リッジレストやZライトソルは、冷気を遮熱し体温を反射する。氷点下でも使える。
コット寝する時もマットを敷いた方がいい。コットは通気性が良い為、冷気で背中が冷える。
最後に


ビークフライは簡単に設営でき、居住性がよく、カッコイイからビークフライの虜となっている。ビークフライが好きだから、この記事はあっという間に書くことができた。
さらにビークフライの記事のクオリティを高める為に、実践での経験を積んで記事に反映していきたい。
ビークフライの変化形や吸血中が多い夏の時の寝方を追記する予定。
ビークフライがしやすいタープを過去に紹介しているので、そちらも参考になれば嬉しい。

