こんにちは、K15です!(@k15life)

超話題作、スノーピーク・グランベルク。「数あるテントの中からグランベルクに心を決めた」しかし、サイズ選びに迷っている人がいるはず。そこで、スペック上の違いをわかりやすくまとめていく。参考になれば嬉しい。
グランベルクの特徴

グランベルクは、スノーピーク史上最大のロッジ型シェルター。2021年大注目のテントだ。構成は至ってシンプル。3本のメインポールに、6本のサブポールを支柱とする。フレームがなく、ポールのみで構成されるので、タープのようなイメージだ。

大きなシェルターには、インナーテントが付属される。リビングと寝室が一体となっているので過ごしやすい。300Dの厚みのある生地にUVカット加工が施されているので、タープがなくともキャンプが楽しめる。

デザインもすごくカッコイイ。生地の色味、質感、三角屋根に特徴的な出入り口、こんなシェルターがキャンプ場にあったら、見ないようにしても見てしまう。
付属品に違いはなし!ペグとハンマーは別途必要

付属品は、MとLサイズどちらも同じとなっている。
- 本体(フライシート)
- インナーテント
- グランドシート
- メインポール×3
- サブポール×6
- ジュラルミンペグ(21cm×10)
- 自在付きロープ(二又用10m×2、2.5m×6)
- ループベルト
- キャリーバッグ×1
- インナーテントケース×1
- ポールケース×1
- グランドシートケース×1
- ペグケース×1
- シームグリップ剤×1
- 取り扱い説明書

付属品は充実しているが、別途ペグとハンマーが必要になる。スノーピークが推奨しているペグは、長さ25cm以上のペグ×6本。これは、サブポールの張り綱に使用。その他に、長さ35cm以上のペグ×4本。メインポールの張り綱に使用する。大型シェルターという点を考えると、強度の高いソリッドステークが良い。

ペグの数が多いグランベルクには、疲れにくく打ち込みやすいハンマーを使用したい。となると、打撃の衝撃を軽減してくれる銅製ヘッドがいい。僕は、安さに魅了されアマゾンで売られているスノーピークの模造品を買ってしまった。愛着もなく罪悪感しか生まれなかった。

インナーマットは、別売りとなっている。(インナーマット結構するね…。)

シームグリップ剤は、雨漏れ防止に使う。グランベルクの取説によると、
「本体のベンチレーション部やファスナー部、インナーテントのボトムシートの一部は、製品の都合上、または構造上、シームテープが施されていない部分があります。通常の雨には、十分対応できますが、長時間の大雨や横なぐりの雨では、縫い目から雨水が浸入する事がありますので、必要に応じてシームグリップ剤を塗布してください。」とある。

厚く塗りすぎると硬化するのに時間がかかってしまう。薄く塗るのがポイント。
スペックの比較

フライシートの生地は、テカリの無い風合いと質感の良さがあるポリエステルを採用している。生地の厚みは、300Dと厚め。難燃素材ではなく、シェルター内では、ガスランタンやストーブ等の火器は使用禁止。
- フライシートの生地:300Dポリエステルオックス/PUコーティング/テフロン撥水加工/UVカット加工
- インナーテントの生地:75Dポリエステルオックス/テフロン撥水加工
- ボトムとグランドシートの生地:210Dポリエステルオックス/PUコーティング
- 耐水圧:フライシート2000mm/ボトム1800mm(ミニマム)
- メインポール:A6061(Φ30mm)
- サブポール:A6061(Φ17.5mm)
生地の厚みや耐水圧に違いはない。MとLサイズの違いは、やはり大きさだ。
A6061とは、熱処理型のアルミ合金で、耐食性が良好なことからボルトやリベット接合の構造用材として使用されます。T6処理によりかなり高い強度が得られます。
引用元:阪根商事株式会社
さて、違いを以下にまとめた。高さは同じだが、Lサイズの方が広い分、屋根の傾斜が緩やかだ。つまり、頭上の高さはLサイズの方が高い。

品名 | 対応人数 | 展開サイズ | 本体収納サイズ | インナーテント収納サイズ | 重量 | 価額(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
グランベルクM | 3~5人 | 440×680×H240cm(最大寸法) | 82×31×H34cm | 77×21×H24cm | 24kg | 206,800円 |
グランベルクL | 5~7人 | 520×860×H240cm(最大寸法) | 88×31×H35cm | 77×21×H24cm | 29.5kg | 261,800円 |
人気となりそうなのは、Lサイズかな。近年、大型シェルターが人気となっており、お気に入りのギアを持ち込んで、ゆっくりと過ごす人が多い。僕は、Mサイズ派。4人家族だし、荷物が少ない。Lサイズだとスペースを持て余しそう。
自分がどれくらい荷物を持ち込むのか、どんなスタイルなのか、といった事を考えると選びやすい。
設営はタープのように張っていく

設営は、タープのように張っていく。MとLサイズどちらも同じ立て方だ。タープを張った事があれば、難しくないと思う。取説にある設営方法を簡単に要約すると以下になる。
- 本体の出入り口パネルが風下を向くように広げる
- グロメットにメインポールを差し込む
- メインポールに二又用ロープを取り付けペグダウン
- メインポールを一本ずつ立ち上げる
- 中央のメインポールをグロメットに差し込み立ち上げる
- サブポールを本体下部のピン、グロメットに差し込み、ベルクロを巻きつける(6箇所)
- サブポールにロープを取り付けペグダウン
- 本体下部のペグダウンループとゴムループをペグダウン(10箇所)
- 各ロープのテンションをかけて完成
インナーテントは、フックとバックルで固定していくので簡単に取り付けできる。

大型シェルターは、一度風の影響を受け、飛ばされると人力では太刀打ちできない。最悪の場合、高価なテントが破損する。取説通りに立てていくのがベスト。例えば、メインポールを立ち上げる際に、二又用の張り綱を取り付けずに、立ち上げると急な風に煽られて飛んでいくといった事があるかもしれない。取説通りに、二又用の張り綱を取り付けてから立ち上げるべき。
1人でも設営できるようだが、安全面から2人以上での設営を推奨している!取り扱い説明書はこちら
比較のまとめ

- 付属品はどちらも同じ。ペグとハンマーが別途必要
- 生地の厚み、素材、加工も同じ。
- 高さは同じだが、傾斜が違うのでLの方が頭上が広い。
- Mサイズの対応人数は3~5人。Lサイズの対応人数は5~7人。
- 価額差は55,000円。(税込)
サイズ選びの参考に少しでもなれば嬉しい!
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