【ヤマハDT125】思い出をありがとう!そしてさようなら…

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こんにちは、K15です。

僕はビンテージハーレーに乗り、国産旧車に乗り継いできた。オンロードバイクも楽しいが、オフ車で走る林道も面白そうだと思い、オフロードの旧車を探した。そこでバイクショップにあったDT125に惹かれて購入した。1年で売ってしまったが、楽しい思い出もある。

K15
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DT125に乗って楽しかった点や売った経緯を紹介しよう。

目次

納車直後に肋骨骨折

バイクショップで知り合ったS氏は激しい男だ。オフ車が初めてなのに、納車直後から険しい林道に連れて行かれた。むしろあれは林道では無い。ゴツゴツした岩道だ。何度もエンストしたし転んだ。

ようやく平坦な目的地に着いた。そこにはジャンプ台のような盛り上がった硬い土があり、先輩方はかっこよくジャンプしている。当然僕もかっこよく飛びたい、と思った。先輩からアドバイスを受けたのは「怖がったら危ない」という一言だった。

僕はその言葉を信じ勢いよくアクセルを捻りジャンプ台を駆け上がったが、着地の際にハンドルバーに肋骨を激しく打ち付けてしまった。ジャンプの滞空時間はさほど無かったが、体感時間はゆっくりだった。これが僕の納車直後の出来事。DT125と共に歩む波乱の幕開けである。

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肋骨骨折の翌日は娘の入園式だった。残念ながら記念写真の僕の顔は青白かった…。

エンジンの焼き付きに苦しむ

肋骨骨折が完治し、ようやくDT125に乗れる事になった。しかし、ここでもトラブルに見舞われる。60キロで走行中にDT125が息継ぎを始めた。キャブの不調と思っていたが、ついにはエンストしてしまった。

道路脇に車両を止めて、再度キックスタートを試みるも全く抵抗がない。これはダメかと思い、バイクショップに電話した所、ピストンに穴が空いているのでは、と言われてしまった。

エンジンの中を開けると、ピストンのど真ん中に綺麗な穴が空いていた。キックに抵抗が無いのは圧縮が無いからで当然の事であった。納車直後の肋骨骨折に、エンジンの焼き付き、DT125は盛大に僕を迎えてくれたのだろう。

2ストの力強さを楽しむ

ここまで辛い思いをしたのだから、DT125をとことん楽しもうと思った。友人と様々な場所の旅に出かけ、転んでは大笑いした。林道の道中での休憩も楽しみの一つ。ウッドストーブでお湯を沸かして、ラーメンやコーヒーを楽しんだ。

乗っていくうちにDT125の癖もわかり、凸凹道も安定して進めるようになったし、エンジンの力強さにも心が躍った。こうしてどっぷりオフロードバイクの魅力に浸かっていったのだが、DT125は1年で売る事になる。

混合仕様が面倒

DT125は通常オイルタンクがあり分離方式だが、僕の車両にはオイルタンクの機能が無かった。つまりガソリンとオイルを混合させた物を燃料タンクに入れなくてはならない。やり方はオイルを燃料タンクに入れ、次にレギュラーガソリンを入れる。それらが混ざるように、車体を揺する。(注意:推奨されたやり方では無い)

ガソリンスタンドで車体を揺すっていると、白髪のおばさんから変な目で見られた。変な目で見られるのが辛い上に、燃料を入れる度にオイルを入れるのが面倒だった。エンジンの焼き付きの原因もオイルの量が少なかったことにある。

K15
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DT125を納車して1年で売った理由の一つに、混合仕様の面倒さがあった。

低回転が弱い

DT125は2ストであり、低回転が弱い。高回転を維持しなければスコンとエンストしてしまう。友人はハスラー125に乗っているが、DT125よりものハスラーの方が低回転には強い感じがある。

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2ストの力強い走りは魅力的だが、低速も安定的に走らせたいと思うようになりDT125を売る事にした。

さようならDT125

DT125には辛い経験も楽しい思い出も色々経験させてもらった。ありがとう。そして僕が次に乗る車両はもう決まっている。ホンダのイーハトーブだ。今はCB72を納車したばかりでお金が無いが…。

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いずれにしてもオフロードバイクは楽しい。そして是非若い人にも乗ってもらいたい。自然を感じながら、走る林道は格別に良い。

若人達よ!オフ車でキャンプに出かけよう!!

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