こんにちは、K15です(@K15Life)!
ブッシュクラフト関連本に度々紹介されるシルキーのノコギリ。世界的に評価が高い。ソロキャンパーに人気なのが、携行性が良いポケットボーイシリーズ。

ポケットボーイを買いたいと思っても、130と170サイズがあり、どちらを選ぼうか悩むと思う。本記事では、サイズ選びの参考になればと思い、170サイズを愛用している僕の使用例を紹介する。
130と170サイズの選び方


どれくらいの太さの枝が切りたいのか、落ちている枝なのか、コンパクト性重視なのか、自分の思いを整理しよう。
- 切りたい枝の太さを整理する
- 130と170サイズの比較
- 130と170サイズの使用イメージ
- 用途を整理し、色(刃)を選定する
一緒に考えて、最適な選択肢を得よう。
切りたい枝の太さを整理する


「そんなに大きな木は必要ないし、ノコギリを使う回数が少ない」
「携行性を重視しているのでコンパクトなサイズが良い」という人は、130サイズが良い。


「ファイヤーリフレクターを作ったり、クラフトをするので、ノコギリをたくさん使う」
「ロングファイヤー型を作るので、太めの枝を切りたい」という人は、170サイズが良い。


130と170サイズのスペック比較


130と170サイズのスペック上の違いを以下にまとめる。
品名 | 使用サイズ | 収納サイズ | 刃渡り | 切幅 | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
ポケットボーイ130 | 290×60×25mm | 170×55×25mm | 130mm | 1.1mm | 180g |
ポケットボーイ170 | 375×65×25mm | 210×60×25mm | 170mm | 1.1mm | 225g |
130サイズの収納時の全長は170mm、170サイズだと210mm。どちらも携行性を重視したポケットボーイなので、かなりコンパクトとなっている。
130と170サイズの使用イメージ
次に130と170サイズの比較のイメージを簡単に表してみた。130サイズの方がストロークが短い分、疲れるという理由で使用頻度を△としている。対応できる薪の太さは、刃渡りの違いによるもの。
品名 | 使用頻度 | 薪の太さ | 携行性 |
---|---|---|---|
ポケットボーイ130 | △ | △ | ◎ |
ポケットボーイ170 | ○ | ○ | ○ |
用途を整理し、色(刃)を選定する
ポケットボーイのサイズは決まったが、どの色を選ぶのか迷うと思う。ざっくりと色の特徴を紹介する。
ハンドルの色 | 刃のピッチ | 用途 |
---|---|---|
ポケットボーイ赤 | 荒目 | 大きな枝を切るのに適している |
ポケットボーイ青 | 細目 | 小さな枝や竹を切るのに適している |
ポケットボーイ黒 | 万能目 | 太い枝と小さな枝を切るのに適している |
ポケットボーイ黄色 | カーブ | 生木の剪定に適している |
僕が使っているのは、黒色ハンドルの万能目。
色んなサイズの枝を切るので、万能目を選んでいる。ブッシュクラフトincの相馬さんは、黒色ハンドルの万能目からカーブ刃に付け替えている。ポケットボーイは、サイズが同じであれば互換性があるので、好きな刃に付け替えできる。
170サイズの使用感
ポケットボーイ170サイズの使用感を紹介しよう。ザクザク切れる鋭い切れ味!(使ってみな、飛ぶぞ!)
10cm以下の丸太が切りやすい


ノコギリは、日本製のシルキーを選べば間違いない。インスタでも海外のブッシュクラフター達が愛用しているのを度々見かける。ポケットボーイは、携行性に優れるが、グリップ性も良い。
さて、どれくらいの太さの枝が切れるのか気になると思う。13cmの太い枝を切ってみよう。


太い枝は、170mmの刃がギリギリ出るくらいのサイズがある。


お、ザクザク切れる。流石はシルキー様。思わず笑みがこぼれる。


しかし、終盤きつくなる。ストロークギリギリなので回しながら、切断していく。


ついに切れた。アサリがないので、切断面が美しい。思わず撫でてしまう。
直径13cmなら切れなくもないが、刃渡り170mmのポケットボーイにはきつい。
薪の直径は、10cm以下が切りやすいし、ソロキャンプで使うには十分なサイズだと思う。


携行性と使い勝手のバランスが良い


ポケットボーイよりも小さい、刃渡り120mmのノコギリを使っていた。携行性は抜群だが、実践で使うには頼りない。
僕には、170サイズのポケットボーイがちょうど良い。バックソーはでかい。携行性を超重視しているノコギリは使いにくい。色々試してきたが、170サイズのポケットボーイが一番良い。


ポケットボーイ170は、名前負けしない。きちんとポケットに収まる。僕が使っているパンツにもピッタリだ。


クラフトがしやすい


実は、170サイズのポケットボーイに対して心配していた事がある。それは、細かい作業をするクラフトが難しいのではないか、という事。
少しクラフトの一例を紹介していく。


ポケットボーイで切り込みを入れる。ハチェットで削り溝を掘っていく。


ハチェットのヘッドでコンコンと枝を打っていく。


現地調達の自作ペグの出来上がり。
もう1つ例を紹介しておこう。


×を作るようにノコギリで切り込みを入れる。


ナイフで1つの三角形を残すように削っていく。


ケトルやクッカーを吊るすハンガーの出来上がり。170サイズのポケットボーイは、細かい作業でも活躍してくれる。
メタルマッチのストライカーとして使える


メタルマッチに付属されているストライカーは、小さく力が込め難い。ナイフやノコギリの背を使うと、力が込めやすい。ポケットボーイはメタルマッチのストライカーとしても優秀だ。
最後に
シルキーポケットボーイは、携行性、切断能力、グリップ力、どれも一流。これを国内で安く買えるなんて日本人に生まれて良かったと思う(ちょっと言い過ぎ)。
ポケットボーイのサイズ選びは、しっかり用途を整理して選ぼう。
では、素敵なポケットボーイLIFEを!

